あぁ我が酒呑み人生よ

お酒と読書とお酒

大宮 三悟晶 南銀に残る大衆酒場で惜別の酒を

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はじめて大宮で呑んだのはーーーー

8年ぐらい前であろうか。会社の研修の帰り道。

たしか、大宮で同期と集まり呑んだ記憶がある。

大きな駅に駅前のビル群。そして、人、人、人…

人が多い、賑やかな街…という印象を持った。

あの時のピュアな(田舎モノの)すぎ青年は、

大宮で此れ程呑むとは想像だにしていなかった。

 

 

 

その後、当時住んでいた品川シーサイドから

埼玉の桶川市まで通っていた期間があるので、

大宮で途中下車し、よく呑み歩いていた。

家庭を持ち、埼玉に住んでからもそれはつづいた。

 

 

 

当時からよく一緒に呑んでいた職場の後輩。

最近、仕事の繋がりで2、3度呑んだ後輩と。

最後に三人で軽く大宮で呑みましょうかと、

一番よく使った〔三悟晶〕にお邪魔してきた。

 

 

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大宮南銀座商店街。通称「南銀」。

言わずも知れた埼玉が誇る歓楽街である。

一区画に無理やり押し込まれたような密集地帯。

色艶やかなネオンが光り、今宵も人を吸い寄せる。

道にはキャッチの兄ちゃんと姐ちゃんが並び、

やたらめったら声を掛けてくるが…

もうこんな日常の風景にも慣れてしまった。

 

「お兄さん!この後、一軒どうですか?!」

「今から仕事やねん」

 

と想像の斜め上の答えを返すと大体フリーズする。

関西なら、ここから発展するんだろうが、

ここは、埼玉県さいたま市。大人しく無視しておく。

その人たちを掻き分けて直進すると、

左手にひっそりと灯るネオンがある。

 

 

 

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ビルに入り、一階を進むと、

居酒屋 炉端焼き〔三悟晶〕がある。

暖簾を潜り、中に入ると想像以上の広さに驚く。

そして、昭和感が程良く残った、

店内の独特の雰囲気に包まれ、

一気にテンションがあがる。

決して、場末過ぎず、仄かに新しさも感じる。

南銀の良い意味のダラシなさと一線を画した…

何というか、気概みたいものが感じられる。

 

 

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まずは瓶ビールから。

お通しの切り干し大根をツマミに先に始める。

テーブルの上に昔懐かしい食器入れがある。

そこに入ったビールグラスを取り出し、

手酌で始めるのだが、この一連の工程が、

昭和の食卓ぽくて堪らなく好きなのである。

一度、行かれた方はわかると思う…笑

 

 

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後輩も到着したのでツマミをお願いする。

イカの丸焼きがなかったのでゲソ焼き。

 

 

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んで、ししゃもをお願いする。

新鮮で某居酒屋で食べるのとは全然違う。

ここの焼き魚系は間違いない。

 

 

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ここからチューハイの連打。

呑むべし、呑むべし、呑むべし。

 

 

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結局、焼き魚を注文してがっつり食べる。

海無県にきて生魚や干物のマズさに辟易していたが、

こういう店があるとテンション上がってしまう。

もう海無県の人間なんやと改めて感じる。

一緒に呑んでいる若い2人も埼玉出身だが、

機会があれば違う街に住んでみて貰いたい。

知らない場で生活することと、

一度、故郷を出て客観的に故郷を見る視点は、

きっと生きる上で大事なことだと思う。

なんて、酔いに任せて、老婆心ならぬ老兄心を、

躊躇なく出す、お節介おやじになりかけたが、

ぐっと我慢して、この日は楽しく呑むことができた。

彼氏と彼女が良い意味で成長した姿をアテに、

また〔三悟晶〕で一献やりたいものである。