あぁ我が酒呑み人生よ

お酒と読書とお酒

酒場のとある情景🏮〜酒場の恋〔前編〕〜

今日は私の記憶の奥に残る酒場の情景を、
脚色たっぷりで描くシリーズ。
そう、「酒場のとある情景」をお届けする。
(誰が興味あんねん!このシリーズw)

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「酒場」の楽しみ方は人其々、千差万別だ。

所謂、モラルの範疇であれば、

私はあまりとやかく言うつもりはない。

他人さまに迷惑さえかけなければ、

大いに自由に、そして沢山呑むべし、

という立場にある。

 

 

 

 

そういうスタンスで臨んでいても、

「酒場」では想定外のことが起こり得る。

思わぬ火の粉を被ったり、当事者になったりと…

安全運転を心掛けていても、

些細な事故に巻き込まれることもあるのだ。

それが酒場の醍醐味だと言い切ってしまえば、

肩の荷も降りるわけだが、

30年そこそこ生きたぐらいの若僧には、

いちいち気を揉み、悩むことだってある。

 

 

 

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「今日は呑んでない?」

まだ残暑が昂然と居座る8月末のとある日。

時刻は…21時頃だったように記憶している。

自宅で宝焼酎の炭酸割りを呑みながら、

酒場系の文庫本に噛り付いていた。すると、

滅多にならない我がスマホが小刻みに震え、

LINEの新着メッセージの受信を伝える。

 

 

 

「今日は呑んでない?」

差出人は呑み仲間からだ。

「宅飲み中です」

と即座に返すと同時に既読になる。

 「残念…今日は酔っ払ったー!」

とこれまた即座に返ってくる。

かなり呑む人なのにこの時間で珍しいなと感じ、

「この時間に珍しいですね!」と返すと、、、

ここからLINEの絨毯爆撃が始まった。

 

 

 

「ちょっと嫌なことがあってさ…」

「今日は飲みたい気分でさ」

「というか、今日は酔いたい‼︎」

「あー腹立つっ‼︎」…云々

 

 

 

明らかに「何か」があった匂いを放っている。

さすがに私も心配(というか単純に気)になり、

「何かあったんですか?」と返す。

少しの沈黙の後に、

「もう〇〇さんとは飲まない!」と返ってきた。

…… 〇〇さんとは飲まない……か、

 

 

 

 

「〇〇さん」とは通っているお店の常連さんだ。

「〇〇さん」ではイメージがわかないので、

ここでは便宜的に「コージさん※」にしておく。

(※カラオケに行くと必ずcomplexを唄う為)

そして、いまLINEのやり取りをしているのを、

仮に「みゆきちゃん※」としておこう。

(※中島みゆきの「糸」を目を閉じて熱唱する為)

私とこの2人はともに共通の呑み仲間で、

よく3人ではしご酒をする間柄である。

 

 

 

 

そして、このみゆきちゃんの荒れ様である。

少し冷静に考えて見ると、合点がいく。

このみゆきちゃんは一回り上のコージさんに、

明らかに好意を頂いていた。

たまに2人で呑んでいるのを見たこともあるし、

みゆきちゃんからは今度2人でランチに行く、

的な話も聞いたような記憶がある。

そんな順調そうな2人に何があったのだろうか。。。

 

 

 

 

「あの人、みゆきのことなんか興味ないみたい」

 

 

……

………

(やっぱり、そうきたか…汗)

行きつけの酒場で始まった1つの恋が、

どうやら、その役目を終えようとしているらしい。

そして、何故かその終りを見届けることになった私。

 

 

 

 

冷房を効かせたリビングで一献。

好きな酒と本で寛いでいた折に、

馴染みの酒場で密かに動いていた、

恋模様に巻き込まれる展開に…

これは直接話を聴いてあげるべきなのか。

それとも…

なぜか喉の渇きを強く感じ、

目の前の酒を一気に呑め干した。

こういうパターンは何度か経験があるが、

とりあえず、酔わないと聴く方も大変だ。

グラスを手に取ると、キッチンに立ち、

お代わりの酒を少し濃い目に入れた。

 

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長くなりそうなので続きは〔後編〕でw