あぁ我が酒呑み人生よ

お酒と読書とお酒

神戸元町界隈 古本屋 酒場巡り 【後編】

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【前編】に続き、【後編】をお送りする。

ちょっとした野暮な用事で、

地元神戸に弾丸帰省してきた。ほぼ日帰りで。

用事を済ませた後は、いつもの1人で、

元町界隈の古本屋や酒場を散策した様子である。

 

 

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安定の串カツセットとレモンチューハイ。

西元町の〔八喜為〕を後にした私。

少し元町駅から離れてしまっていたので、

駅方面に戻りながら、次どうするかを考えていた。

そうだ、一応、出版界に身を置く端くれ。

以前から気になっていた〔書庫バー〕に

お邪魔しようと決め歩を進める。

 

 

 

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元町商店街を進み、もうすぐ元町大丸に着く頃、

懐かしい路地に差し掛かる。

老舗レコード屋の「ハックルベリー」がある。

なんと、まだ元気に営業してる!!

とテンションが上がった勢いで目の前の、

老舗大衆食堂の〔金時食堂〕に飛び込む。

 

 

 

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席に座るともに、日本酒の常温をお願いする。

手酌で日本酒を飲み進めながら、アテを探す。

〔金時食堂〕は定食や一品メニューもあるが、

店内前方のショーケースに並んだ、

小鉢などの好きな一品を選んで食べることができる。

この一品を選んでいる瞬間が楽しくて仕方ない。

 

 

 

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ショーケースからイワシの煮付けをチョイスして、

電子レンジで温めてもらう。

見るからに新鮮で身のぷりっとしたイワシ。

余所行きの衣装を着ているかのように、

よい照り具合で、上品に煮付けられている。

そして、千切り生姜と一緒に口に入れれば、

もう日本酒の常温とめちゃ合い、なのである。

日本酒をお代わりし、イワシを満喫していく。

よい感じに酔いが回ってきたので、

2本目の日本酒を呑み切った所でお会計。

本来の目的地へと向かうべく、店を後にする。

 

 

 

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〔金時食堂〕から歩いて数分。

神戸大丸元町店の一本北側の筋にあるのが、

本好きなら一度はお邪魔したい〔書庫バー〕である。

お洒落な蛍光看板がひっそりと迎えてくれる。

 

 

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ビルの2階に上がるとすぐにお店だ。

カウンターの後ろにたくさんの本が並んでいる。

先客2組のちょうど、間の席に座り、

さて、まずは何を頂くかと店内を見渡すと、

目の前に見たことがないウィスキーが、

行儀よく並んで、こちらを見ている。

 

 

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「あかし」とラベルに書かれたウィスキー。

美人店主さんに、どちらのお酒かときくと、

明石にある「江井ヶ嶋酒造」が出しているとのこと。

確かに、酒造があることは知っていたが、

ウィスキーを出しているとは知らなかった。

 

 

 

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基本的に地のものを頂くようにしているので、

シングルモルト「あかし」をストレートで。

店主が気を利かせてくれて、

白いラベルのホワイトオーク「あかし」も

味見させてくれたが、深み、香り、全てにおいて、

シングルモルトの方が素晴らしかった。

お店は落ち着いた雰囲気である。

初見だったが、非常に居心地が良かった。

 

 

 

ここで、たまたま相席となった常連さまと、

ジャズの会話で盛り上がり、話の流れで、

ビールが呑める古本屋「1003」へ。

 

 

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ビールで乾杯し、立ち話に花を咲かせる。

常連さまはジャズライターをやられており、

自身でフリーペーパーも発行されている。

お土産にたくさんのフリーペーパーを頂いた。

 

 

 

帰り際に、藤木TDCブラボー川上共著

『まぼろし闇市をゆく 東京裏路地「懐」食紀行』

を購入。後日、北浦和 狸穴でブラボー川上氏に

本買いましたよ、と伝えると、

「いつでもサインしてあげる」と言っていたので、

やんわり断っておいた…汗

 

 

 

 

新神戸から新幹線に乗り込む。

結構な酔い加減なので、お茶を飲みながら、

買った本や、フリーペーパーに目を通して行く。

そして、神戸から離れるに連れて、

飲み過ぎた余韻なのか、東京へ向かう寂しさなのか、

ココロのスキマに、ぼんやりとした影が顕われる。

大きく息を吐き、目を瞑り、ただひたすら、

楽しさの反動であるその影に耐えるのである。