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あぁ我が酒呑み人生よ

お酒と読書とお酒

十条 斎藤酒場 熱燗で一杯


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今年は秋が短く感じる。
急激な冷え込みに、身体が慣れない。
体調を崩したら困るので、
まずは舌の方から冬支度を。
というわけで、久しぶりに、
十条の老舗 〔斎藤酒場〕へ。


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とりあえずの、赤星の大瓶。
片手でコップに注ぎ、泡が落ち着いた所で、
一気に口へ流し込む。
喉越しの後に、じわりと苦味が口に広がる。


「今日は寒いから、大根あるわよ」
いつも優しい店員おば様からの一言。
言われるがままに、
「いいね〜お願いします」と答える。

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大ぶりの大根が二切れ、
出汁をしっかりと、しゅんでいる。
良い具合に柔らかく煮込まれており、
一口サイズに切ろうものなら、
箸が勝手に大根側に引き込まれる。
からしを一塗りして、口へと放り込む。
関西風の出汁が効いた大根煮付けは、
身も、心も温まる一品だ。


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ここで熱燗に切り替える。
大根をあてに、小慣れた一人手酌で、
熱燗をチビチビやる。
酒呑みの小さなシアワセの時間だ。


中島らもが著書『せんべろ探偵がいく』で、
関西に持ち帰りたいと絶賛した〔斎藤酒場〕。
ここの雰囲気は本当に素晴らしいと思う。
大衆酒場は店々に色がある。
その色が様々あるからこそ面白い。
ただ、お客も様々であり、
合う場合と、合わない場合がある。
それは仕方のないこと。



何が言いたいかと言うと、
酒呑み達から、一種の観光地化、
神格化される老舗の大衆酒場が多いが、
その中でも〔斎藤酒場〕のような、
お客を大事にする大衆酒場が大好きだ。