あぁ我が酒呑み人生よ

お酒と読書とお酒

鷹取 天津楼 中華定食で飲るシリーズ①

大衆中華屋の(中華定食〕が好きだ。

(中華定食〕と言っても色々あるが、

私が好きなのは、

大皿に、揚げ物系、卵系、あんかけ系、生野菜…

なんかがガツンと盛られた定食である。

 

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曇天の夕方に山陽電鉄月見山駅に降り立つ。

特急が止まる駅にしては、

なんとも簡素な駅で、改札も無人である。

 

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神戸、特に須磨区は平安期に関連した地名が多い。

この「月見山」もそうで、在原行平が隠棲のときに、

秋の月を眺めた山だとされている。

 

月見山はやはり在原行平伝説に由来する。須磨に配流された在原行平は、この地の月に都で見た名月をだぶらせて、都を思ったことだろう。現在の離宮公園内南側一帯に東須磨月見山の字名が残っている。

(引用元:花四季彩-須磨離宮公園周辺考)

 

ちなみに、行平関連だと「行平」は勿論のこと、

「松風・村雨」も地名として残っている。

残っているというか、明治以降に使ったのだろう。

 

在原行平と松風・村雨の伝説とは、松風と村雨という二人の娘が去っていった高貴の恋人在原行平を偲ぶという、能の名曲『松風』にも取り上げられた話です。松風・村雨平安時代、須磨に暮らしていたという伝承上の姉妹のことです。姉妹は神戸市須磨区の多井畑に暮らしていた村長の娘たちで、本来の名は「もしほ」と「こふじ」という名でした。二人が須磨へ塩を作るために海岸へ汐汲に通っていたところ、天皇の怒りに触れ須磨へ流されていた在原行平に出会い、行平は二人に「松風」「村雨」と名付け愛しました。しかし、3年後、行平が天皇の許しを受け都に帰ることになり、この二人の女性と悲しい別れをすることになりました。その際、行平は小倉百人一首収録の「立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる 待つとし聞かば いま帰り来む」の歌を詠んだものとされています。須磨に配流された行平が海女と歌を交わす短い説話は、浄瑠璃や歌舞伎、近代には映画などにも取り入れられました。

(引用元:須磨浦商店街HP)

 

 

というわけで、月見山で少し用事を済ませて、

駅の少し南にあるコープさんで、缶ビールを購入。

プシュと開けて、とりあえず一口。 

缶ビール片手に街歩きをはじめる。

 
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この通りは、下ると鶏料理の老舗〔鳥光〕がある筋で、

さらに下ると、スマスイ、須磨海岸だ。

途中で東に舵をとり、

JR須磨海浜公園駅を目指すことにした。

 

 

須磨海浜公園駅は後発の駅で、

JR鷹取駅須磨駅の間に、

2008年(平成20年)3月に開業した駅である。

当時は院生でギリギリ神戸にいたような気もするが、

あまり記憶がない。

さくら夙川駅の方がなぜか印象に残っている。

 

 

 

月見山駅のある〔月見山本町〕から、

南下し〔稲葉町〕を通り〔松風町〕に入る。

そのまま東に進み、須磨海浜公園駅を抜けて、

村雨町〕を線路沿いに東へ進む。

 

 

〔磯馴町〕の阪神高速高架下にある公園で、

でかいカエルの遊具(今はない?)をチラ見して、

〔行平町〕をさらに東へ進み、長田区に入ると

JR鷹取駅の南側につく。

松風ー村雨ー行平と歩いたわけだが、

残念ながら何の趣きもない街並みが続く。


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駅のロータリー脇に数軒、飲食店か並ぶ。

その中の一角、中華料理〔天津楼〕にお邪魔する。

駅徒歩0分の好立地。店先には定番の赤暖簾。

 

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そして、1人中華で飲る時に有り難い、ショーケース。

ショーケースを前におっさんが1人、

注文する料理に思いを巡らせながら立っている。

 

 

店内にはテーブル席のみ、6卓ほど並んでいる。

家族連れの客、タクシーの運転手が、

各々のやり方で中華料理を楽しんでいる。

店内を一通り見渡した後、

 


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「とりあえず、瓶ビールと餃子をください」

「瓶はアサヒか、キリンだけど」

「じゃあ、キリンで」

「ビールは先に出す?」

「おねがいします」

 

 

何度こんな、やり取りを繰り返し、

これからも繰り返していくのかーーー

そんなことをぼんやり考えていると、

キリンラガーの大瓶が運ばれてきた。

グラスにビールをそそぎ、

少し歩いて乾いた喉を、一気に潤す。

ぷはぁ〜

 


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スポーツ新聞の風俗記事を読みながら、

ビールを飲んでいると、餃子が運ばれて来た。

おっ、

デフォルトでカラシがついてるではないか…

東京時代、亀戸餃子に足繁く通って以来、

餃子にカラシが定番になってしまった私。

たっぷりカラシをつけて餃子を頬張る。

そして、間髪入れずにビールを流し込む。

「はぁ〜(うまい〕」と息が漏れる。




追加注文は勿論、〔中華定食〕である。

ここのワンプレートは、

エビ天、八宝菜、フーヨーハイ?、キャベツ千切り、

が大皿にモリモリと盛られている。

ライスは洋食風に皿に盛られ、スープがつく。

あまりのボリュームに一瞬息を飲んだが、

がつがつと食べながら、ビールを流し込む。

 

 

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こいつ、定食だとか、白飯で酒を飲んでるで…

と思われる人がいるかもしれないが、

白飯で酒が飲めてしまうし、

〔中華定食〕という定義のない、

ワンプレート山盛の定食が、

トテモ好きなので、こればかりは仕方がない。

 

 

 

瓶ビールを追加し、完食したところで、

お店が混んできたので、お会計をお願いする。

ご馳走さまを伝えて、店を後にする。

さっと飲って帰るのが、1人中華飲みである。

鷹取までせっかく来たので、

向かう先はーーーー

勿論、近くのあの大箱角打ちである。